奪ってKiss
「……ごめん」
そう言って去ろうとしたした時、
「逃げるんですか!?和くんへの想いはその程度のものだったんですね!」
その言葉に、足が止まった。
その程度って…
「好きだよ!杉浦くんが好き。けど、杉浦くんは彼女…あなたがいるじゃない!」
いきなり大声で叫ぶ私に、彼女はびっくりしたよう私を見た。
それから、
「じゃあ何で伝えないんですか!?」
「だから、彼女…あなたが杉浦くんにはいるでしょう!?」
息が荒くなる。
少し息が整った時、弱々しい声が聞こえた。