僕らがめぐり逢うために。〜幼なじみの恋〜Ver.2

試練

文化祭の日。


“碧人達のバンドが出ない!”


不満を抱えた生徒が、多数居るという情報が入ってきた。


そこで急遽、
その時間帯に限り、

“メンバー全員、舞台裏に引っ込んで、絶対に、姿を見せぬように!”


そんな命令が、
実行委員会から下された。



出演バンドが、代わる代わる、練習の成果を披露する中、

メンバーは、
その様子を、舞台裏から見守り、
時折、ため息を吐いては、
羨ましい思いで、ソレを見つめた。



夏に、一度ライブをやっていた分、
観ている生徒達のノリが、良くなった気がする。


さすが、
波多野副部長のねらいに、間違いはなかった。


あとは、
もう少し練習時間を増やして、
上達してくれれば…


練習場所が無くて、
大変だけど、

もう、ひと踏ん張り、
波多野には頑張ってもらわなければならないようだ。


そのためにも、
碧人達メンバーは、
まわりからの忠告を守り、
協力しなければならない。


軽音部の存続のため。

そして、

来年こそ…

高校最後の文化祭で
悔いのない舞台を踏むためにも…

< 194 / 202 >

この作品をシェア

pagetop