体温


「ねぇ、美加?
昨日は何してたの?
心配するじゃん。
電話でないし…」



オムライスを食べながら
僕は言った。


「きのう?
飲み会だよ、飲み会
会社の同僚と!!!」



「へぇー、夜12時まで?
長い飲み会だね。
てか僕4回も電話したんだよ?
バイトいってバンドの練習行って疲れてる僕が」



そう僕がいったら
美加はうつむいてしまった。


…少し言いすぎたかも。



「なによ…私だって
好きで飲み会行ったんじゃないよ。楽しくもないし。」



「じゃあ断ればいいじゃん」



「上下関係ってものがあるでしょ!?慶にはわかんないよ!!」


「あぁわからないよ。
フリーターの俺にはね。」



「なによえらそうに!!!
慶が就職してくれれば
私は………」



そういって美加は
むつむき黙ってしまった。


「慶なんかもういいよ!!!!」




ガタっ。


美加は出ていってしまった。


「どうせ叶わない夢諦めて
就職したら幸せとか
また言うんだろ……」


うつむく君をみたらすぐに
なにを言おとしたか気付いたんだ。



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