体温
8時間労働をおえた
僕と彰は疲れきっていた。
更衣室ですわりこみ
ぼーっとしている僕と反対に
彰はもう帰る準備をしてる。
「お前なんか用あるの?」
「大学の集まりあってな。」
彰は着替えながら答える。
「そりゃ大変だな。
頑張ってこいよ。」
「バイト終わりは
寝たいんだけどな…
じや、行くわ。」
「おう、じやあな」
「じやあな」
彰が帰った更衣室は
静まりかえっていて
僕もはっとして時計をみた。
…げ、美加があと30分で
きちやうじやんか。
僕は急いで着替えて
バイト先を後にした。