ラブ@メール


「おはよ、ハル」

「おはよ、桃」


ハルはゆっくりと起き上がり、私の顔をじっと見た。


「どうしたの?」


私は、首を傾げる。


「何かあった?」


ハルの言葉に驚き、私は一瞬体を強張らせた。

そして、真っ直ぐ見つめてくるハルから目をそらす。

何もかも見透かされてしまいそうで、怖かった。


「何でもないよ。」

「ん、そっか。」


ハルはそう言うと、私のおでこにキスをした。


< 112 / 201 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop