星に願いを。



「そんなに焦って。余計怪しい」



お、お姉ちゃん~……



真っ赤になっているだろう頬を必死で隠すと、お姉ちゃんはまた笑った。




「一葉。そんなこと言ってないで夕飯の支度手伝って。みんな来ちゃう前にやっちゃいましょ。

蜜葉も、早く服着替えてきなさいよっ」



「「はぁい……」」


お姉ちゃんのせいでお母さんに怒られちゃったじゃん。



ジロリと睨むと、お姉ちゃんは手を顔の前に出して、ごめんねっと笑った。


やっぱお姉ちゃんは可愛い。


どうしてあたしはもっとお姉ちゃんみたいに可愛く生まれなかったのかな?




って、そうじゃなくて!



もしかしたらお姉ちゃんは、泰ちゃんとあたしの関係に気づいてるのかもしれない。


あたしが泰ちゃんを好きっていうのは、薄々気づいてるっぽいけど。







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