星に願いを。



その後から、正一叔父さん、晴奈

そして、ずっと見たかったやさしい笑顔の泰ちゃんと目が合う。




「いらっしゃい。ごめんなさいね、すぐに出られなくて」


いつの間に泰ちゃん達が来たのか

ポカンとしていると、後ろからお母さんが急いで出てきた。



『いえ、こちらこそ勝手に入っちゃって』


「お掃除してたから手が放せなくて…。蜜葉に出てって頼んだんだけど」




あたし、色々考えているうちに自分の世界に入り込んじゃって

チャイムの音も、お母さんの声も聞こえていなかったんだ。





でも…びっくりした。

泰ちゃんの笑顔見た瞬間、

さっきのモヤモヤなんてどっかに吹っ飛んじゃうんだもん。


今、すごく安心してる自分がいる。


















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