虹色の水玉
「ごめ~ん。遅れた。」

「大丈夫。いこっか。」

この子は私の親友の古山結衣奈。すごくかわいい女の子。そのうえ、頭もいい。非の打ち所がない子だ。
学校に着くと、
校門に貼ってあるクラス表を見た。

「私、1組だ~。綾梨は~。」

「私、6組~。離れちゃたよ~~。」

「大丈夫。遊びに来るよ。」

「でも~。」

「ほら、行くよ。」

私は、結衣奈に引っ張られて歩き出した。

ガラ~~~

教室のドアを開けた瞬間みんなの視線が一斉に私に集中してくる。
ヤバい。強く開けすぎた…
私は、自分の席に急いでついた。周りを見渡すと、知らない人ばっかり。

心の中で大ききため息をついた。

小学校で仲がよかった子とは、結構席が遠い。まぁ、誰もいないよりマシだ。

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