城★My Home
「あた‥しは、何‥を忘れ、てるの?」
途切れ途切れに出てくる言葉、自分で声が震えているのがわかる
凜子はあたしの目を真っ直ぐ見て
「多分‥小学生に上がる前くらいまでの記憶が無いの‥」
え?
そんなハズは無い‥だって‥
「あたし幼稚園の瀬凪と遊んだの覚えてるよ?」
凜子も矢澤陽も瀬凪も驚いた顔であたしを見る
「え‥じゃあ、あたしと陽の記憶が無いってこと?」
凜子は顔を歪ませる
「いや待て」
瀬凪が落ち着いて話し出す
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