南月さんの迷探偵ファイル
「従業員ですか?えっと、早い時は十一時ぐらいです。後の仕事は、私達の家族でできるので。遅いときは、一時ぐらいになります。」

「そうですか。料理人さんも?」

「はい。でも、料理人の方はうちで住み込みで働いてるので、時間はそんなに…。」

「ですよね。でも、旅館の朝って早いやないですか。仲居さん達は住み込みとちゃうんですか?」

と餅が聞くと、日子が顔をくもらせて言った。

「以前は住み込みだったのですが…。今は仲居さん達用の別館があるので、そこから旅館に来て頂いてます。」

「別館があるんですか。この近くにですよね。」

「そうです。ここから10分程の所に。」

と餅達が話をしている間に庭に着いた。
いや、もうとっくに着いていた。

「ここが日子さんが幽霊を見たっていう庭ですか?」

楼が庭を眺めながら言った。
< 116 / 116 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

終わらない歌
Aya/著

総文字数/8,358

ファンタジー35ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
僕の夢は作詞家だ。 なのにどうしてこんな所で探偵を…? 音城 絆、ぼくのおかしく不思議なストーリーの中へ ―ようこそ―
〜詩+日記〜Ayaroom
Aya/著

総文字数/3,147

その他10ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
日常で思った事を、『詩』という形で表したいと思います。 ……と、書こうと思ったんですが、なかなか更新できないので、日記みたいなのもつけようと思います♪←(ダメな奴) 気軽に来てください。そして、感想ノートに直行を…(゚∀゚*)笑) こんな奴ですが、頑張って更新するので、読んでください♪ では、ようこそ(*´艸`)

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop