Swear
音楽室
高校1年の1月。

今日は始業式。

私は友達の美紅と年明け初の登校をした。

まだ冬休みを引きずり、お互いに眠い。

「今日は始業式だけやんな?」

欠伸まじりで美紅は訊いた。

「うん、後はSHRだけやし」

「んじゃサラ一緒に帰ろー」

冷たい風に顔をしかめてまた欠伸をした。

私たちの登下校は自転車で髪はぐちゃぐちゃになる。

これが何よりデメリット。

私はなびく髪を片手で整えながら言った。

「ごめん、合唱・・・・」

私は合唱部に所属していた。

「あ、分かった―」

そして後は何気ない話題をし、学校へ着いてすぐ体育館に移動した。

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