ヘッド バイブ
渋井先生の好意に甘えて
車に乗ったわたしたち
だけど…渋井先生との
会話がまったくない

優衣はぽけ~っと運転
している渋井先生を眺めて
るし…

あたし、この空気無理なん
ですけど

「先生って夜の学校とか
こわくないんですね!」

「あ?…まぁな」

思い切って話しかけて
みたものの…
反応は薄い…

「幽霊とか出てきたら
怖いかもな…」

渋井先生がぼそりと
呟いた。
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