恋する少年



「お前ら、来んなって言ったろーが。」



こいつらは、俺が呼び出されるたびに

黙ってくっついてくる。



「最初に、祐次が行くって言ったんだよ。俺は、悪くねぇ。」



「な!?お前も行くって言ったじゃん!」



「あー、はいはい。

もーいーよ。」




俺は、まだ言い合ってる2人を残して先に教室に戻った。




勇作と祐次はサッカーに関しては真剣だ。


でも、私生活でこんなんじゃ、モテる訳ないっつーの。


ん?俺?

俺は、まぁあれだ。

けっこー冷めてるし・・・・・・

クールだと思われてんじゃね?

よく分かんねぇけど。



うるさい男は、嫌いなんだろーか?女は。

こいつらみたいな・・・・・・



「お~~~い!」

「待てよ~~~!」



可哀相な奴ら。












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