じいさんとアタシ
階段を降りながら、渡された物の正体を見ると、
ケンちゃんの携帯の番号とアドレスが書いてある紙だった。
先生が待ってる車に向かう途中、ちらっと家の方を見ると、
ケンちゃんがベランダでタバコを吸っていた。
「タバコはハタチからだよ…」
アタシは笑いながらケンちゃんに手をふると、手を挙げて返してくれた。
「ほらな…人生どうなるか分かんないだろ。お二人さん♪」
車に乗り込んだとき、先生がアタシに言った。