FRIENDS





「おい、葛城!本当にこのマンションで合ってんのか?また前みたいに間違ってたら叩きのめすからな!」



あるマンションの前に車を停めて、確認する。



「大丈夫ですって!ちゃんと調べてもらいましたから!」



エレベーターに入り、5階を押す。


「505号だそうです。」



5階に着き、505の前まで行くと手書きで[金木]と書かれた表札があった。その下のインターホンを押す。


ピーンポーン…




「はーい!」


中から金木先生と思われる声がした。

ガチャッ



「あの、どちら様ですか?」


葛城を見て尋ねる女性は前よりは少し先生っぽくなった金木先生だった。

「あら、あなたは…。」


俺を見てびっくりした表情を浮かべる彼女はどこか少し怯えた感じが見えた。



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