群青の月 〜『Azurite』take00〜




オレンジのランプと

硝子テーブルの上には
火が燈ったままの、ジッポのライター


あずるを、床に座らせる



針を、ライターの火で焼いた

先が青黒く、色が変わって行く



「 ―― 行くぞ 」


「 …うん 」



あずるは ギュッと目を塞いだ




「 …怖いなら、やめるよ 」


「 怖くない 」


「 なら目、開けなさい
力入っててやりづらい 」



「 …やっぱりちょっとこわい
あ… やだやだやだ やめないで 」



「 なら、肩に頭乗っけろ
首につかまっていいから…

…力 抜けよ 」



「 …はい… 」













「  …ん 」



「 入ったよ  …痛いか? 」




「 ……平、気  」



「 …あまり続けてやると
熱でるかもしれないから
様子見て、また明日やろう 」




「 はい… 」





――― ドアの外で物音



立ち上がり、走り寄って
思い切り扉を開いた







< 114 / 262 >

この作品をシェア

pagetop