制服姫
「おい!大丈夫か!」

その声には聞き覚えがあった。

少し安心して顔だけ振り向くと、やっぱりそこには西原くんが居た。

「西原くん…。」

「顔色悪いぞ。どうしたんだよ…。」

「ううん…。」

西原くんの顔を見ると、なぜかほっとした。私達は友達だからかな。

足の震えも収まり、自分の力で立って、西原くんの方を向く。

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