制服姫

夏 2章 約束

次の日、ああ…すごく憂鬱だ。

今日は委員会がある…。何でこうなっちゃったんだろう。

席に着くと、珍しく西原くんから声を掛けてきた。

「おい、木下。」

「えっ?あー…おはよう…西原くん。今日嫌だね…。」

「あのさ、悪いんだけど俺今日行けないわ。」

「…えっ?」

「今日、姉貴の誕生日で、彼氏連れてくるとかでさ…家族全員に紹介したいから絶対早く帰って来いってうるさいんだ。」

「…西原くん…。」

「何だよ…。」

< 206 / 846 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop