制服姫
颯大は明るく笑う。
自分はきっと複雑で、辛いんだろうけど、笑った。

颯大は強いな…。

「あっ!急がなきゃ!」

「何?なんかあんの?」

「ちょっと待ち合わせ…。じゃあね、颯大くんっ。」

「まったね~。」

急いで鞄を手にし、屋上へと向かった。
もうちょっと颯大と話したい気もしたけど、トウマさんを待たせてると思うと、それどころじゃ無かった。


夏 4章に続く
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