いまだ知らない、恋心。【短編】
まぁ、確率的にはこうなる事は予測できるよ?!

なにせ私の所属クラスは理系クラス。


クラス全員で36人。


その中で女子は9人。


後の残り29人は全員男子なのだ。


確率的に言えば高いから確かに文句は言えないよ?


だから我慢してるのもある。でも…



「あいつらもうヤったん?」



これだけは耐えられないっ!


下品!


低レベル!


バカ!


てめぇら勉強は全国規模で良くてもネジ一個足りてねぇんじゃねぇの!?



そして、もっと最悪なのが…



「マジで?やるやん!漢やなぁ。」


「やろ?ちょっと強引やったけどな。」


「たっくんやりぃ♪」



女子が!


あんな下劣な会話に参加しているって事!


ありえない!!


学力が高いから、多少は品のある奴がいるかなと思って無理言って私立のこの学校に行かせてもらった私が馬鹿みたい!



だから、そんな会話が聞こえて来ないようにするために早めにガッコ来て、眠ってる。


休み時間も、


昼休みも。


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