【続】お前は絶対俺のもの



孝之はつづける。


「一生懸命勉強してその点だったらまだ許せるけどさ、授業中寝てるんですもん、ナベ。」


「……うん。」


風香……(汗


「この間なんかさ、ナベやっぱり居眠りしてたんですよ。」

「うん。」


「でさ、わざとナベを指したわけ。『この問題の答えは!?』って。そしたらさ、なんつったと思います?」


「…?」


「『はい!家康です!』だって。バカだろぉ〜!!」


ぎゃははと大声で笑っている孝之。


おい、風香!

今お前笑われてんだぞぉ。


少しは勉強しろっ!!
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