鈍感彼女と無口な彼氏 ★番外編★
私は暫く口を開けたまま固まっていると
「あ!ほら来た」
「は?」
陸くんは私の後ろを指差して言った。
…何が来たんだよ。
私はそう思って振り返った。
見えたのはこっちに歩いてくる男の子。
距離が縮まるにつれ顔が段々はっきりと見えてきて
………
「え」
私は来た人を見てまた固まった。
「……」
男の子も私をじーっと見ている。
「飛鳥ぁー♪早かったねぇ」
陸くんはそう言って男の子の肩を叩いた。
飛鳥…?
ホントに?
「あすかぁーっ!!」
「うっ…美緒痛い」
私は飛鳥と確認すると抱き付いた。
わぁ!飛鳥だ!
陸くんすごぉい!
飛鳥にすぐ逢えたよ!
少し陸くんのこと、見直したよ!
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