Dear ネガティブ
親愛なるネガティブ
「さゆー」

 試合の休憩中、ベンチで見ている私に智が駆け寄って言った。
「俺の事嫌いになった?」

「なんないよ。」

 智は私の言葉を聞いて、嬉しそうに笑った。
 ちょうど試合再開の笛が鳴って、智は慌てて戻っていった。

 智がコートの中でたくましく走っている。
< 18 / 19 >

この作品をシェア

pagetop