キャンパス・ダイアリー
上野め…。

無用心すぎるぞ!

学生はそういうのに敏感なんだから…。



「ねぇ!先生!上野先生どこにも行かないよね!?やだよ、上野先生と離れるなんて…。最後の一年間、上野先生とすごしたい…」



舞岡は頭を抱えて泣きわめいた。

こいつは、告白されてからも今までと何らかわらず上野と接してきた。



『上野先生は先生として大好きだから…』



舞岡はそう言っていた。


告白されたからって軽蔑する気はないし、これからも仲がいい『教授と学生』でやっていきたいとも言った。



だから…舞岡にとって上野先生がどこかへ行ってしまうことは辛い…。
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