キャンパス・ダイアリー

面影

私が入学した大学は、めちゃくちゃ広い。


しばらくは校内地図が欠かせない。






講義が始まって三日目の日…

ある教室棟を探してさまよっていた。

右に行けばいいのか、左に行けばいいのか…


悩んでたら、目の前から先生っぽい人がこっちに向かって歩いてきた。



その人の顔がはっきり見えた時…

すごくびっくりした。





だって、浩二君にすごくそっくりなんだもん…。



浩二君が年取った感じで…きっと生き続けていたらこんなふうに成長したのだろう…。





話したい。

この先生と話したいよ…。
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