キャンパス・ダイアリー
第二十四章〜夢香目線

味方

「夢香ちゃん?」

「馬場先輩!」



先生と別れて、学校内を歩いていたら馬場先輩にばったり出会った。



「先生は?一緒じゃないの?」

「えっ…えーっと…急用思い付いちゃったみたいで!」



そうだ…。

たしか先生は私を連れ出すときに仕事を頼みたいとかなんとか…。



「そっか…。ちょっとさ、話があるんだけど」



私たちは近くのベンチに座った。

話ってなんだろう?



「どう?先生とは?」



な…なんて唐突なっ…!!



「まさか知ってるんですか!?」

「ん〜…なんとなくね。藤村先生ってわかりやすいんだよなぁ!夢香ちゃんもだけどさぁ…」
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