【長編】Sweet Dentist
「充…いや、ムッシュ神崎。僕に娘さんを預けてくれませんか?
あなたより若い僕が彼女を育てるなど、驕りかもしれません。
でも僕は彼女の才能に惚れました。
この蕾が大輪の花を咲かせるのをこの手で育て、見てみたい。
お願いします。兄も必ず納得してくれると僕は確信しています。
どうかお願いします。彼女の未来を僕らに預けてくれませんか?」
それまでのフレンドリーな話し方とは打って変わった真剣な口調。
世界的に有名なパティシェの彼が、あたしなんかの為に頭を下げてくれている。
信じられなかったけれど、とても嬉しくて…
あたしは涙が溢れて止まらなかった。
パパは大きな溜息を吐いて、ソファーに沈み込むように身体を預けた。
パパに頭を上げて座るように言われ、ソファーに掛ける。
誰も口を開くことが出来ず、言いようの無い沈黙が流れた。
その時、来客を告げるインターフォンの音が部屋の静寂を破った。
今度こそ響さんだった。
あなたより若い僕が彼女を育てるなど、驕りかもしれません。
でも僕は彼女の才能に惚れました。
この蕾が大輪の花を咲かせるのをこの手で育て、見てみたい。
お願いします。兄も必ず納得してくれると僕は確信しています。
どうかお願いします。彼女の未来を僕らに預けてくれませんか?」
それまでのフレンドリーな話し方とは打って変わった真剣な口調。
世界的に有名なパティシェの彼が、あたしなんかの為に頭を下げてくれている。
信じられなかったけれど、とても嬉しくて…
あたしは涙が溢れて止まらなかった。
パパは大きな溜息を吐いて、ソファーに沈み込むように身体を預けた。
パパに頭を上げて座るように言われ、ソファーに掛ける。
誰も口を開くことが出来ず、言いようの無い沈黙が流れた。
その時、来客を告げるインターフォンの音が部屋の静寂を破った。
今度こそ響さんだった。