初恋~俺が幸せにしてみせる~
☆★49★☆
俺の気持ちと千穂の
気持ちが一緒になって
間もなく、千穂が俺の
部屋に引っ越してきた

そして千穂は長い間
勤めてきた会社を辞めた

俺はとりあえず、千穂のお母さんに挨拶に行った

千穂のお母さんはかなり驚いている様子だった

それでも言ってくれた

『大介くんになら
千穂を任せられるわ』

と、涙を浮かべていた

千穂が泣き虫なのは
お母さんに似たんだと
そこで確信していた

俺は毎日、灯りのついた家に帰る事が出来る

それがまた幸せだった

こんなの、一人暮らしをしてからというもの
初めての事だったから

嬉しくて嬉しくて
帰路は足が軽くなった

そして玄関の扉を開ける

そこには笑顔の千穂が
俺を待っていてくれた

千穂のその笑顔は
幸せを物語っていた

千穂も幸せそうに
俺の隣で微笑みながら
日々を送ってくれていた

毎日が幸せな日々だった
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