続・いまだ知らない、恋心。【短編】
『保健室で寝たなんて、随分恥ずかしい事してくれたものね!』



うるさい…


そう思いながらも黙って説教されておく。


これが最善の方法なのだ。


下手に反論したら1日ご飯を抜かれかねない。


それは5歳のときに3日連続で体験している。



案の定、私の保健室利用の連絡は母にぬかりなく回っていたようだ。



『保健室なんて…』



でも、いくらなんでもいい加減しんどい。


こっちは学校でいろいろ消耗されているっていうのに。


神崎…


と、奴が悪い訳ではないのにちょっと恨んでみたり。


どうせあいつ馬鹿みたいにテレビでも見てケラケラ笑ってるんだ。


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