Replicant・Lover's-L No.6
しばらく、沈黙が続き、夜の街をヨシダの運転する車は走り続けた。

ジンはシートに身体を預け、ライトの残影が流れてゆく外の様子を眺めていた。

三車線の道路に赤いランプが次々点り、それに合わせて、ゆっくりヨシダがブレーキを踏む。

沈黙を破ったのは、ジンだった。

「ところで、ヨシダ」

「何?」

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