Replicant・Lover's-L No.6
「部屋にいるのはな」

「はぁ?」

「気にするな。それより、時間は大丈夫なのか?」

そう言ってジンが左手首を指で示し、時計を気にするようジェスチャーをした。

ヨシダが慌てて、後部座席を振り返った。

「ヤバい。ウメちゃん、急いでリッカ起して」


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