Replicant・Lover's-L No.6
「いや、実際すでにコアのシステムに損傷がある。これは、自己修復出来ないレベルだ。

次の再生時には、どこかに欠陥を生じるか、あるいは……再生出来ないかだ。

次は無いと考えた方がいいだろうな」

まるで他人事のように冷静にジンが語った。

「それ、本当なの?」

ヨシダが眉間にしわを寄せる。

「ああ」

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