のたおの大冒険(仮)
アイスラ国は、静観を決め込んでいるというよりは、この大戦に出遅れた・・・と言ったほうが正しいです。
元々、この国は他国に比べて、裕福とは言えません。
夏の間に食料を溜め込み、冬の間は、溜め込んだ食料によって、生活する。
そういう、少しだけ他国に比べると、貧しい国です。
ゆえに、攻められたときには、防衛するが、自ら攻め入る・・・というだけの力はないのです。
とはいえ、国内情勢は荒れていました。
なにせ、頭の切れる連中が集まった国です。
この世界大戦を利用し、漁夫の利を得ようと、考えるのは、当然の判断です。
しかし、漁夫の利を得ようにも、どこの国と協力すべきか?
なにせ、医療大国、彼らの扱う医療魔法を欲しがる国は、後を絶ちません。
ライストとフーガ国の一触即発の状態を作り出したのも、彼らが裏で操っていたという噂もあります。
けが人が多ければ多いほどに、得をするのが、彼らなのですから・・・。
協力体制を作ろうにも、足並みが揃わず、国内論争は、紛争にまで発展したといわれます。
とはいえ、やっぱり、15年前、もっとも平和だった国は、ここだったのかもしれません。
頭のいい連中は、話し合いで解決する術も持っているのです。