ご主人様の仰せの通り!【短編】



ソファから毛布がずり落ちて、人の姿が現れてきた



現れたのは絶世の美少年とも言っていいほど、綺麗な顔立ちをした男



も、もしかしてこの方が…



「司、まずは桜子さんの返事が先だ」



やっぱり司様ーーーー!?



やばっ!



私激ラッキーじゃん



1億円で家族がハッピーになれるし、私はこんな美少年の世話の特典で名門学園で高校3年間を過ごす!!



お父さんがこの人の親友でよかったー




「よ、喜んで引き受けさせてもらいます」



「じゃあ決まり」



はっ?



私が返事をした途端、司様に引きずられ、部屋から連れ出された



嫌、まだ悠様のご返事を聞いていない…



「お前はこれから俺の玩具だ」



「はぁ!?」



玩具!?何?それ?



私は司様のお世話役だっつーの!!




< 10 / 33 >

この作品をシェア

pagetop