鬼 鴉【総集編】



「……勝手にいなくなるのは、俺の十八番だからな?」



「闘兵衛ぇっ!?」



外套の人物、闘兵衛は軽く笑みを浮かべながら、呟く。

桃華は絶叫に近い声で、その名を口にした。


こうやって出会ってしまうと、桃華がやってきた事が全て水の泡である。


「……何故?」


少し呆れた様子で問うた桃華は、闘兵衛の顔を見つめた。


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