鬼 鴉【総集編】
鬼 鴉 ~弐~

   鬼 鴉 ~弐~  


――九州、江戸中期――



街の近く、山の麓。


闇夜の森の中に、一人の女性が立っている。


その華奢な身体には不釣り合いな、分厚い太刀を背負っていた。


そして女性の廻りには、十数人の死体。

全て、その凶刃で斬殺したものである。


女性は周りの凶行を一瞥すると、何事もなかったように歩きだした。


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