鬼 鴉【総集編】
「歴史も持たない一個人が、偉そうな事をぬかすなよ……」
所詮、鬼人も一個人であると、闘兵衛は揚げ足を取っていた。
「……貴様如き凡人に、そのような事を言われる筋合いはないが、ナ?」
自尊心を傷つけられたのか、鬼人は少し怒気を含めた口調で、闘兵衛をさらに睨みつける。
「筋合いだと?そんな事を言ってるから、テメェは仲間を失うんだ……」
全く噛み合わない意見に対し、闘兵衛は半ば呆れながら口を開く。
「一兵士には一兵士なりの、意地がある。ソレを駒扱いすれば……、周りにナニもなくなるゼ?」
鬼人の言葉、考え方を、闘兵衛はそう評するのだった。