鬼 鴉【総集編】
「まぁ、ほぼ、全滅するだろうネ?」
冷たい眼光でヴォルトに視線を送り、首をかっ切るような仕種をジェノスは浮かべる。
しかし、口許には微笑みを浮かべており、口調は穏やかだ。
ジェノス流の毒舌、である。
「グゥ……」
ぐうの音も出ないとは、こういう事を言うのだろう。
ヴォルトは銃佐ェ門らの所業を批難したつもりだったが、このように辛辣な答えを浴びせ掛けられるとは、思ってもいなかったのだ。