鬼 鴉【総集編】
「プッ!……アッハッハッハッハァッ!!」
ジェノスは吹き出すように笑い出し、涙目になりながらさらに口を開く。
「ハァ~……。アンタ、オモロいわぁ!!気に入ったよ」
「……そりゃ、どうも」
ジェノスの爆笑の言葉に対し、銃佐ェ門は仏頂面を浮かべて、呟く。
「……楽しませて貰ったお礼と言っちゃあなんなんだけど、アンタにコレをやるよ」
ひとしきりに大笑いをしたジェノスは、羽織っている上着からある品物を取り出す。
さらに銃佐ェ門に声を掛けながら、その品物を手渡していた。