鬼 鴉【総集編】
「闘兵衛……、と言う名の男だ」
「!!??」
鬼人の漏らした名前に、紅拳の顔色が変わる。
「そういう事、ですか。闘兵衛、ね……」
命令の裏に隠された鬼人の危惧を納得するかのように、紅拳はその名前を口にしていた。
「フフッ、滑稽ですね?鬼人殿。ナニを、そんなに怯えるのですか?」
「……っ紅拳殿ッ!!」
紅拳の嘲笑するような言いように、金髪の女性が腰のレイピアに手を架けて、感情を波打たせる。
「止せッ!ロイン……」
金髪の女性ロインを窘めると、鬼人はさらに声を発した。