鬼 鴉【総集編】



「闘兵衛……、と言う名の男だ」



「!!??」


鬼人の漏らした名前に、紅拳の顔色が変わる。


「そういう事、ですか。闘兵衛、ね……」


命令の裏に隠された鬼人の危惧を納得するかのように、紅拳はその名前を口にしていた。


「フフッ、滑稽ですね?鬼人殿。ナニを、そんなに怯えるのですか?」



「……っ紅拳殿ッ!!」



紅拳の嘲笑するような言いように、金髪の女性が腰のレイピアに手を架けて、感情を波打たせる。


「止せッ!ロイン……」


金髪の女性ロインを窘めると、鬼人はさらに声を発した。


< 759 / 1,582 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop