鬼 鴉【総集編】
「アイツとは、因縁がありますからねぇ……」
ブレイドは苦笑を浮かべると、ボソリと呟く。
「今回はこの場所で、罠に嵌める……。従って、陸軍より少人数の兵士を借りたい」
軽く首を左右に振ると、鬼人は冷静に命令を下した。
「!?」
「……っ罠!?」
鬼人の言葉に、ランスとブレイドはお互い、過剰に反応する。
「大軍を率いて海賊共に逃げられるのなら……、ココを使って待ち受けるのが得策、でナ?」
その反応に対し、鬼人は飄々と返答した。