見つめていたい
表彰台へ向かう隼人の後ろ姿を、皆が見送った。
「どういう事です?。監督」
岡崎が釈然とせず問い掛けた。高田は笑顔を見せていた。
「そのうち解る」
表彰台の中央に立ち、レースクイーンから花輪を首に掛けてもらった隼人は、シャンパンを撒き散らした。
観客はもう、大喜びだ。
「隼人ー、お前の相手は世界だー!」
誰かが叫ぶ。
隼人はシャンパンの空きビンを観客席にポーンと投げた。争奪戦が始まる。
「参ったよ。隼人君」
表彰台の上の隣にいたライバルが語りかける。
「実力に?。今頃?」
隼人がちゃかす。
「いや、人気に〜。頑張れ、今、世界で勝負できるのは君だけだ〜」
「ご期待に添えるよう〜」
隼人がニコリと微笑んだ。
ピットでは富田が羨ましそうにジッと見ている。
「次、頑張りましょう」
鈴木が肩をポンと叩いた。
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