討竜の剣
プロローグ
かつて神と魔王の争いの果てに、神は死んだ。

猛威を振るう魔王に立ち向かったのは、地、水、火、風の四つの精霊。

死闘の果てに魔王は四散し、それぞれ地の果てに封じ込められる。




やがて、魔王の肉くれが覚醒し、再びこの地に災いがもたらされる。

二度、三度と訪れた災禍に立ち上がったのは、精霊の力を得た四英雄、そして種族も地位も違う六人の英雄。

四英雄は命と引き換えに魔王を退け、様々な困難、陰謀、時には仲間の裏切りさえも乗り越え、多大な犠牲を払いつつ、六人の英雄達もまた、魔王の一部を再び封じる。




それが、ほんの15年前の話。



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