討竜の剣
第六章
今から400年前に起こった物語。

かつて世界に災厄をもたらした魔王は四つに分かれて封印をされていた。

しかし、封印が何かしらの影響で解かれてしまう。

復活したのは西の魔王。

再び吹き荒れる災禍の嵐。

その頃、時を同じくして現れた四英雄と呼ばれる力ある者達。

それぞれに、火の英雄、水の英雄、風の英雄、土の英雄と呼ばれた。

四英雄は魔王に戦いを挑む。

しかし、さすがは神話の時代の魔王。

その力、四分の一に削られたとはいえ強大。

火の英雄と水の英雄がその戦いで命を落とし、風の英雄自らが人柱となり、魔王を封印した。

唯一人、生き残った土の英雄は魔王の血を浴び不老不死になったと噂されているが、魔王退治後の彼の行方はどこにも語られていない。

今も人里離れた場所にひっそりと暮らしていると、噂されている…。





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