討竜の剣
夜。

俺は大衆酒場でナハトと落ち合った。

「これ…」

食事が終わった後、ナハトはテーブルの上に完成した剣を置いた。

再生竜の角は一体どう加工しているのか。

興味津々だった俺は。

「え…?」

テーブルに置かれた剣を見て、いささか拍子抜けした。

再生竜の角は、剣の鞘に加工されていた。

直接剣の強度や切れ味には何の関係もない、鞘に…。

「ナハト…?」

思わずナハトに説明を求めるものの。

「今に…わかる…この鞘こそ…この剣にとって…最も重要なもの…」

彼女はそう言ったきり、それ以上の説明はしてくれなかった。

まぁいい。

ナハトの事だ、何か深い考えがあって再生竜の角を鞘にしたのだろう。

俺は彼女の考えを信じるまでだ。

ともあれ、剣は完成した。

「アキラに…一つ頼みたい事がある…」

ナハトが俺を真っ直ぐ見据えて言った。

「この剣に…名前をつけて欲しい…」

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