小悪魔な私
プロローグ

「ブス!あんたなんか居なきゃ良いのに」

「本当だよ雌豚!」


「目障りなんだよ、学校来るなブス。」


口々に罵声を言い捨て5人はトイレから去って行った。




怖かった……



私はその場に泣き崩れた。


髪はハサミで切られてぐちゃぐちゃにされ、制服はジュースや牛乳で汚れて異様な臭いを放ってる。


普通に見たらすぐにみんな心配してくれる状況なのに、みんな見て見ぬ振りをしながら私を素通りする。




そう、私はイジメられてる。


ただ、真面目に規則正しく生きているだけなのに





『気にくわない』




と言う理由だけでこんな目に合うのだ。


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