小悪魔な私
私はいつもの席に座って雫を待っていた。

自動ドアが開き

「ごめん!!」

そう良いながら走ってくる雫。


なんだかきれいになったんじゃない?

雫は肩で息をしながら私の前に座る。


「何かきれいになったよね」


って言う私に、顔を赤らめながら


「やだ!乙葉」


と恥ずかしがる姿は本当に抱きしめたくなるような女の子の雫だった。

雫がコーヒーを買い戻ってくると、私は雫に聞いてみる。


「どうよ、雫?」


私のお決まりのセリフ。。。

昔合コンしていた時はよく聞いていたんだけどね。


「うまく行ってるよ」


アイスコーヒーを飲みながら答える雫。


雫本当に変わったよ。。

良い意味でね。


元々可愛いんだけど、勇気と付き合ってからは何だか柔らかくなった気がする。
< 186 / 306 >

この作品をシェア

pagetop