小悪魔な私
その時、勇気が歩いてるのが見えた。

何故かつい目で追っちゃうんだよね。。

そんな私を見て乙葉は何か察知したみたいで

「雫はどうなのよ~」
「どうって?」

急な乙葉の質問に私は完全に動揺してしまっていた。

「クールガイ勇気の事…」

クールガイって!!なかなかのネーミングセンスだよ乙葉!!

私は笑いながら乙葉に言った。
「あんな奴ムカつくから嫌い。」

「本当に??小悪魔パワーは効かなかったの??」

「……うん」

「マジ?!珍しいじゃんか。」

「負けるの悔しいから落とすけどね!!」

だってクールガイ勇気なんかに私の一敗を捧げたくないし!!!

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