大きな花の下で幸せを
「おいおい聞いてくれよ!先輩のアヤさんが飲み誘ったらOKしてくれたぜ!」


とフットサルサークル仲間の雅紀(まさき)が言う


―お前、狙ってたの?


「超いけてんじゃん。まじこの夏勝負かけてんだから。」


―っつうかお前年上好きなんだ。


「ガキはもう飽きたよ。
アヤさんスタイルいいし、なんかちょっとエロいのがたまんねーよ。
やべえ想像しちまう。」


―ニヤニヤしてんじゃねーよ。まぁがんばれよ。


「うまくいったらアヤさんの友達紹介してもらうからお前も期待しとけよ。
お前結構人気あるっていってたぜ。」

―オレは年上よりかわいい甘えたな年下がいいんだよ。

だから年上は頭もいいし苦手なんだよ。


そんな会話をしながらも雅紀の頭の中はどうやらうまくいってるのかエロさ満々の笑顔に満ちていた。


「お前なにすんの。夏休み?結構なげーぜ」


―あぁ。
フットサルの練習と試合っつても知れてるしな。
なんかバイトでもすんよ。



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