Dsire
出会い


確か中2の冬だった。

もらったばかりのお小遣いで新しいシャーペンを買いに行った時。
横断歩道の真ん中に突っ立ってる少年が居た。
すごく珍しい髪色で、水色の髪に漆黒の瞳、格好はあまりにも目立ちすぎる袴姿。
歳は小3くらい。

俺はボーッと立ってその子を見つめていたのだけど、一点を見つめたまま動かない少年。


通りすぎていく人達は少年に目もくれずに歩いていく、まるでその子がいないかの様に。


すると、信号がチカチカとし始めて。


俺は動こうとしない少年の下に行こうとした。



だが、車は少年の体をすり抜けて走って行った。

何かの大道芸か?
そんな事を思っていたら、目が合った。


すごく物悲し気が目が俺を見据える。
その目に見つめられ、俺は何故だか動けなくなってしまった。


そうしていたら、少年はいつの間にか姿を消してしまい、俺はその場にしばらく立っていた。


そんな不思議な事があった。
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